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その行列は、成功のサイン?|同じ4人でも変わる、ブースの対応力

その行列は、成功のサイン?|同じ4人でも変わる、ブースの対応力
FIELD NOTE / 02

行列は、人気の証拠とは限らない。
体験が追いついていないサインかもしれません。

今回の問い

同じ4人のスタッフ。
呼び込みを増やすか、体験を増やすか。

01

FIND THE BOTTLENECK

入口を広げても、
出口は増えない。

体験希望者が1時間に40人。説明から片付けまで1人3分。体験できる席が一つなら、休みなく回しても理論上は20人/時です。

体験を希望して到着40人/時

1席で対応できる上限20人/時

60分 ÷ 3分 × 1席 = 20人/時
ここが盲点

この状態で呼び込みだけを強めても、
体験できる人数の上限は変わりません。

架空の能力計算です。到着が対応を上回る状態が続けば、途中離脱などがない限り、待機・対応中の人数は増えます。具体的な待ち時間や売上は、この差だけでは求められません。

02

SAME TEAM. DIFFERENT CAPACITY.

足りないのは、人数か。
体験を進める場所か。

SPACE / CAPACITY STUDYドラッグで回転 · 架空の会場
濃緑=スタッフ / 淡色=来場者
SAME FOUR PEOPLE

4人を、どう配置する?

説明・体験・入れ替え準備を含む

体験の理論上限20人/時

60分 ÷ 3分 × 1席

40人/時の到着に対して、対応能力が不足しています。

連続稼働を仮定した能力計算です。来場のばらつき、休憩、辞退はモデルに含みません。実際の完了数・待ち時間・売上の予測ではありません。

増員の前に、どの工程で人が止まっているかを確かめる。詰まっているのが体験なら、案内からの配置転換が選択肢になります。

実績ではなく検討モデル。Bには、同じ内容を独立して進められる2席・機材と、対応できるスタッフが必要です。案内2人でも受付等を維持できる前提で、列管理などは案内側が兼務。費用が同じ、待ち時間がなくなる、成果が2倍になるという意味ではありません。図中の来場者は配置説明用です。

もう一つの盲点

40人来て、40人対応。
それでも「余裕がある」とは言えない。

来場は均等ではなく、説明時間にもばらつきがあります。平均の到着数と能力が同じでも、短時間に人が重なれば待ちが発生します。休憩や切り替えも含めて体制を考えます。

03

READ THE QUEUE

列を一つの塊にしない。
「何待ちか」で、打ち手が変わる。

01 / 受付待ち

説明が重複している?

参加条件を事前に表示。
毎回説明している内容を見直す。

02 / 体験待ち

席・機材が足りない?

並行対応を検討。
体験を薄めず、準備の重複を減らす。

03 / 終了後の滞留

次に進む先が曖昧?

受け渡し場所や退出先を明示。
体験スペースとの重なりを減らす。

列が短くなっても、途中で諦めた人が増えただけかもしれません。体験完了数・実際の待ち時間・辞退の状況を合わせて確認します。

DESIGN FOR COMPLETION

「何人集めるか」の前に、
「何人体験できるか」を設計する。

配置図だけでなく、各工程にかかる時間と役割まで。
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計算の前提・参考資料

3分には説明・体験・入れ替え準備を含み、1席に担当1人、常に対象者がいて、休止なく同じ手順を繰り返す理論計算です。実際の完了数や必要人員を予測するものではありません。施設条件、通路・避難経路、利用者の通りやすさも確認して設計します。

到着率・対応能力・並行窓口の考え方はMIT公開教材(待ち行列の基本量)を参照。この記事のブース配置と数字は独自の架空例です。

関連:大型ドームの運営事例 / サンプリングの設計

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有限会社オフィスエイブル 1991年、札幌創業。東京・札幌の2拠点から全国47都道府県で、イベントの企画・運営とセールスプロモーションを手がけています。この記事は、実際に現場を担当している社内スタッフが執筆しています。